つぶつぶグランマゆみこは、体と自然界のルールに沿った日々のおいしい料理で子どもたちを環境汚染から守り、 最高のわたし、最高の暮らし、最高の世界を実現していける未来食つぶつぶを世界中の女性たちに伝えたいと熱く燃え、 これを自らの天命として1982年のつぶつぶ創立以降、長年にわたり全国各地を飛びまわってその知識や技を広め続けています。
「おいしい!」
30才のある日、絶滅危惧種となっていた「つぶつぶ」たちと出会いました。
「こんなにおいしい食べもの、それも古代から重要な主食として食べてきた雑穀が消えてしまったのはなぜ?」と、それ以来、雑穀のおいしさの探求と、それを伝える日々が始まったのです。
それまでのわたしは、企業に女性向けの商品のアイディアやデザインを提供する女性の会社を経営するデザイナーでした。
毎日毎日雑穀と野菜を料理しながら、日本の食の歴史、世界の先住民の歴史と食生活を調べ、食べものと体に関する本や資料を読みあさりました。 日本固有の食の知恵と技を古代からひもとき、マクロビオティック、最先端の生理学、心理学、量子論、生命科学の発見へとつなげていきました。
いのちと食べものの真実の関係が見えてくるにつれて心がみるみる晴れ、雑穀を取り入れた穀物が主役のベジタリアン食生活「つぶつぶ」で、様々な体と心の症状が嘘のように解消していきました。
これこそが、まさに、体がずっと求めていた、人間本来の食事だということを、体調の変化からも、そのおいしさからも、心の満足感からも確信することができました。
そして、食のデザインがわたしのライフワークになったのです。
大地とつながった暮らしを求めて、つぶつぶに出会ってから7年目の1989年に古いライトバン一台だけの荷物を持って、家族5人で大自然の懐山形に移住しました。 はじめはティピーひとつから、大冒険がはじまりました。
土の匂い、体の中をも駆け抜ける風、日々変化し続ける木々のおしゃべりと鳥のさえずり、止むことが無い賑やかないのちの協奏曲―。 耕し、種を蒔き、育て、収穫する。収穫した穀物や野菜の生命力を五感に響くおいしさとともに分けてもらう。家族の顔を思い浮かべながら料理する。食卓を囲んで感動と感謝を分かち合う。
それまで煩わしい雑事だと思っていた日々のすべての事柄が生きる快楽に満ちていました。 わが家の冒険のテーマは、暮らしの中で「遊び、学び、働く」です。子どもたちも私たちも、自然の中での毎日の生活と、 訪れるたくさんの大人や子どもとの出会いから生きる知恵を学びあってきました。
そして、1995年の春。「いのちのアトリエ」が着工しました。同じ年に未来食を発刊し、未来食サバイバルセミナーをスタートし、 雑穀を食べることと栽培することを啓蒙する「ライフシードキャンペーン」を運営するなど、家を造りながら手作りの暮らしを楽しみながら、 一方ですごい密度で活動が動き出しました。
つぶつぶに導かれて、伝統の知恵を掘り起こして脱栄養学の食文化を創造していく過程で、 真剣なエコロジストだった知人が命のしくみに合わない菜食によって30歳で命を落とすという悲しい現実に直面して、 もう一つの大きな落とし穴に気づかされました。
それは、「自然食」という名の情報の不確かさといい加減さです。 玉石混淆の情報がコマーシャリズムや口コミで無秩序に氾濫しています。 その結果、現代の食生活に疑問を持ったり、人道的な理由や環境的視点から、自然食や菜食に切り替えた人のほとんどが、 それまでよりも何倍も危険な食生活をそれと知らずに続けています。
何も考えずに現代のグルメ三昧を楽しんでいる人よりも、エコロジストをめざして食に気をつけている人の方が 先に食のゆがみによって討ち死にしてしまうなんてあまりに悲し過ぎます。 だからといってこのままの食生活を続けていても未来はありません。
これはなんとしても、今まで私が理解した食の真実を伝える本を書かなければと決心しました。 そして、1994年の年明けから、まる1年かけて、"脱栄養学"と"脱自然食"を提案する「未来食-環境汚染時代をおいしく生き抜く」を書き上げ、 同時に未来食サバイバルセミナーをスタートしました。
「新しい命をこの世に生み出す女性を敬わない社会ってあり得ない!」
「なぜ、限りある命を大切にしあわないんだろう!」
「なぜ、戦争なんかするんだろう!」
私は、もの心ついた頃からずっと、自分はどこから来てどこへ行くのかを知りたいと思っていました。
なぜ?何のため?に生まれてきたのかを知りたいと思っていました。私は何なのかを知りたいと思っていました。
私を存在させているこの世界のことを隅々まで知りたいと思っていました。
愛しあって暮らしたいと思っていました。
その夢が、つぶつぶで叶ったのです。毎日毎日、無心に、つぶつぶ雑穀と向き合って暮らしていたら、いつのまにか素の自分と対話できている自分がいてビックリ。 体の中から知恵とエネルギーが泉のように湧き上がってきたのです。世界の真実の姿が驚きのシンプルさで見えてきて、様々な疑問が氷解していきました。
そして、天命をハッキリと思い出したのです。
それは、女性たち一人ひとりの目覚めを手伝うこと、一人ひとりの中に眠っている計り知れないほど大きなパワーを目覚めさせる技を伝染させることです。
2008年、天女セミナーをスタートしました。
目覚めた女性たちと、つぶつぶ手料理を実践し、力を合わせてココロとカラダと家庭と世界の平和を取り戻すおいしい大冒険を楽しんでいます。
わたしには、今、「つぶつぶ天女を世界中に育てる」という大きな夢があります。
長い長い時をかけて、男性のリードによって発展してきた物質社会は、すばらしい発展を遂げつつありますが、 一方で、行き過ぎた物質偏重の価値観によって様々な問題も抱えています。
その問題を解決する鍵が、わたしたち女性の目覚めにかかっています。
社会のリード役を男性から女性へとバトンタッチすることで、愛を貴重とする調和社会を創造していくことができます。 世界の半分をになう女性が、生命を産み出す役の女性ならではの感性と視点で動き出したら、物質世界の発展と生命を調和させながら新しい社会を生み出すことができます。
この夢に共感して、生命のルールに沿った食と暮らしのあり方と心の持ち方を学んで、おいしいつぶつぶ手料理で自分自身を輝かせ、 愛と信頼でつながる家族と社会を育くんでいくことに取り組み始めた女性をつぶつぶ天女と名付けました。
つぶつぶ天女の役割は、一番に自分自身がキラキラと輝く存在になること、わたしという生命の花を凛と咲かせることです。 そして、その喜びを伝染させて世界中につぶつぶ天女を広めることです。戦う必要のない、今すぐに夢が叶い、夢の成長を楽しめる平和なおいしい革命にぜひ加わってください。
2013年7月1日発売
Inanna Publications > http://www.inanna.ca
カナダ・トロント
編著者:シャロン・ミハーレス(Sharon G. Mijares)さん(コスタリカ)、アリア・ラフィア(Aliaa Rafea)さん(エジプト)、ナヒド・アンガ(Nahid Angha)さん(USA)の3人、女性の目覚めと解放に向けて活動している方達です。 世界の主要な国々で社会の変化を引き起こしている女性の活動を収録。世界各国で、変化をになう活動に取り組んでいる女性からの寄稿で構成されています。 日本からは、つぶつぶグランマゆみこがつぶつぶの活動を寄稿しました。今年中に出版予定です。
つぶつぶを通してどんどんきらめきを増していく体と心と日々の暮らしを喜び楽しんでいたら、
あるとき、森の木々のざわめきから、雑穀畑の実る穂のゆらぎから、風のささやきから、歌が聞こえてきました。
最初に生まれた歌が「光の食つぶつぶ」です。「つぶつぶのうた」といっしょに「ゆみこの創造の歌シリーズ1」のCDに収録しました。
家族で歌うことで、子ども達のいのちの感受性を育むことができる歌達です。
そして、シリーズ2のCDには、「わたしの音色」と「今から生まれる未来」を収録しました。毎日口ずさむことで体も心も世界も元気になる歌達です。
ぜひ、毎日歌って、その心地よさとそれがもたらす心と体の変化を楽しんでみてください。
「食と心のデザイナー 暮らしの探検家」
大谷ゆみこ(つぶつぶグランマゆみこ)
未来食つぶつぶ創始者。 (株)フウ未来生活研究所CEO。
日本ベジタリアン学会理事
日本ベジタリアン学会認定(最高位資格)マイスター
1982年から和食の伝統の知恵と先端生命科学、両極の視点から生命力を高める食の探求を始め、実践研究の成果「未来食つぶつぶ」を提案。生命のルールに沿ったおいしい「料理のデザイン」とワクワク弾む「心のデザイン」という分野を開拓し先駆的な活動を続けている。つぶつぶ料理のおいしさとエネルギーを体感できるカフェ&レストランを早稲田で運営。
1995年に誕生した「未来食セミナー」のプログラムで、日本各地の何千という人びとに家族ぐるみの健康と幸せのスキルを伝え続けている。
2008年には目覚めて生きたい女性をサポートする「天女セミナー」のプログラムもスタート。日本各地で地球の進化に調和する「あたらしい私」「あたらしい家族」への目覚めの渦が巻き起こっている。
広葉樹林に囲まれた丘に家族で建てた「いのちのアトリエ」と名づけた木の家が暮らしの拠点、七色の雑穀畑と野菜畑に囲まれて暮らす。