ショックでした。病院へ行くと、卵巣が委縮しているので閉経、自然妊娠は無理ですと診断されました。
11年前、私は長女のアトピーがきっかけで身体にいい食を探し、母乳のためにと油抜き、減塩の玄米菜食を実践しました。
はじめのうちは産後太りの体重も落ちていい感じと喜んでいました。
でも、だんだん体調がおかしくなっていったんです。
食べたものがうまく吸収できなくなって、どんどん痩せ続け、とうとう赤ん坊を抱いて立っていることもできないほど衰弱してしまいました。体温調節もできなくなるくらい痩せてしまい、ついに生理も止まりました。
「なぜこんなことになっちゃったんだろう?」
私は本当に悲しくて、辛い毎日を送っていました。結局、なかなか生理も再開しないので病院へ行くことにしたのですが、そこで言われたんです。
「卵巣が委縮しているので閉経、自然妊娠は無理です」
私はその時のショックとホルモンのバランスが崩れたことにより、何をするにもやる気がなくなり、涙ばかり出る鬱(うつ)状態になってしまいました。
心配する夫や家族とも対立して、離婚を考えるほどの状況になっていきました。
私は、獣医師でした。小さい頃から動物が好きで「生きるものすべての命を活かしたい」と獣医師になったのです。
ところが、現実は私の思いとかけ離れていました。
高度な治療でペットの病気を治す一方で、その高度な治療を開発するための実験に使われる動物の命がありました。もっと身近なところで言うなら、食肉用として工業製品のように扱われる動物の命がありました。
私は動物の命を活かしながら、動物の命を奪っている現実の矛盾に苦しみながら動物たちと向き合う日々を送っていました。
青森県六ケ所村にある核燃料再処理工場に関わる人々のドキュメンタリー映画「六ケ所村ラプソディー」で原発の怖さを知ったのはちょうどその頃でした。
仲間と自分たちにできることはないかと模索するものの、あまりに問題が大きくて絶望感にさいなまれる毎日。私はさらに自分の無力さを痛感しました。
そうやって絶望しながら、お金や生活のためと矛盾に目をつぶって働き、休みの日は義務的に子供の世話をしていました。長女のアトピーや食に悩み、鬱(うつ)状態になり、「こんな人生なら早く終わればいい」と思いながら、無気力に生きていました。
そんな投げやりな気持ちも、私の体調の崩れの大きな原因だったのだと思います。
私がつぶつぶに出会ったのは、投げやりな気持ちで体調が崩れ、離婚を考えるようにまでなっていた、ある日のことでした。
私はつぶつぶのおいしさや発想の豊かさに感動して、おそるおそる実践をしはじめました。
すると、それだけで私の体調は快方に向かいはじめたのです。
だから、思い切って東京で開催されていた「未来食セミナー」というものに参加しました。そこでは、たった1日で長い間悩んでいたことの答えが見えて来ました。長女のアトピーの原因も、私の心身がボロボロになった原因も、そして、それを回復できる方法も、全部そこにありました。
つぶつぶは、私が教わった玄米菜食や自然食とはまったく違うものでした。
油と塩の大切さを知り、体に良い塩と悪い塩、良い油と悪い油のことも学びました。何より、驚くほど簡単なプロセスで、感動的においしい料理が作れるのです。
私はうれしくて、作っては食べ作っては食べを続けていたら、体調も心の状態もグングン回復していきました。
気付けば不妊と言われたのに、その後2人のこどもを自然に授かるまでになりました。3人目は40歳を過ぎてからの出産にも関わらず、超安産で元気に生まれて来ました。今なら卵巣が萎縮し、閉経した原因が油抜きにあったことなどがわかります。
そして、誰もが驚くのですが、20代で長女を授かった時とは比べ物にならないくらい産後の回復が早く、元気な私になっていました。
自然と長女のアトピーも消え、次女と元気いっぱいに遊びながら、末っ子の長男の面倒もよく見てくれています。
つぶつぶに出会い、私は食べることや、自分、家族、全てに感謝の思いが生まれました。自分への自信も生まれ、夫や子供に対する接し方も変わっていきました。
はじめは、食の変化を嫌がっていた夫も、今はつぶつぶに共感し「うまいうまい」と食べてくれます。
2年前に自宅兼つぶつぶクッキングサロンを建ててからは、積極的に教室に来る子供たちの相手をしてくれたり、夫同士でつぶつぶ飲み会を開いたりとつぶつぶライフを家族ぐるみで楽しめるようになりました。
夫と手を取り、同じ方向を向いて生きていけることは本当に幸せです。
人の体も心も、植物も動物も地球も、生きるすべてを活かすことが出来るつぶつぶの考えと、その現実的な効果に震えるほど感動し続けています。
獣医師を目指した私の夢は、未来食つぶつぶで叶いました。
思いと言葉と行動のすべてに矛盾のない世界が実際にあることを体感した私には、それを伝える責任があると思っています。
小さくて力の無い自分には何もできないと、諦めていた頃の私は消えてしまいました。
「皆がつぶつぶを知り、美味しいねって食べるだけで、すべての問題をひっくり返すことが出来る!」
私はそう確信し、獣医師の仕事をやめてつぶつぶマザーになりました。
一人でも多くの人に、私が経験した感動を体感してもらいたいと思って活動しています。
あなたもきっとつぶつぶで変わることができます。
ぜひ、あなたも体感してみてください。
体感会であなたに会えるのを楽しみにしています。
(※あくまでも個人の体験談です。)